春の優しさに包まれたなら
初の転勤を言われた。
これまでを振り返り、子供たちとの関わりに心を砕いてきた自分をほめたいと思う。
よく頑張りました。
ただ、最後の1年はヤル気がなく、
なにもしなかった。子供たちには申し訳ないことをしたが、全力で送り出したつもりである。
振り返ると、私は職員室で孤独だった。新しい学年主任にはなじめず、自分がだせなかった。
その集団にいると苦しくなる。
自分から集団を離れる選択ばかりとったと思う。
子ども達に、仲間を作ろうって強調したのは、たぶん私が一番仲間が欲しかったからだと思う。
私自身仲間の作り方がわからなくなった時もあった。
先日の送別会で、何人かの同僚から、転勤して間もない時に声を掛けてもらって嬉しかったですと挨拶された。
人に気を使えるときもあったんだと思った。
あの頃の私はどこへ行っちゃったんだろう。
転勤は寂しかったけど、
神様が与えてくれたチャンスだと思えるようになった。また4月から頑張れる気がする。
春の柔らかい空と風が私を包んでくれる。
春の優しさに背中を押されて、前へ。